コラム

実家の片づけが進まない?片づけられないとうんざりする前に売れるものなど整理しよう

実家の片付け、なかなか前に進みませんよね?

長年住み慣れた家には、思い出の品や使わなくなったものがたくさんあり、どこから手をつければいいか悩んでしまう方も多いでしょう。

今回は、実家の片付けをすべきタイミングや片付けをする時の順番、そして売れるものが合った時の対応についてご紹介します。

実家の片付けがスムーズに進み、気持ちの良い新生活を始められるお手伝いが出来ればと思います。

実家の片づけが進まないのはよくあること

実家の片付けをしようとしたものの、なかなか進まずに落ち込んだり、イライラしている方もおられるでしょう。

ただ、実家の片づけは皆さん悩まれるもので、なかなか進まないのはよくあることなのです。

その理由として、まず挙げられるのは、親世代は「もったいない」という意識が強く、ものをため込みがちだということです。

親世代は、モノを大切にするよう教えられてきたため、捨てることに抵抗がある方も多くおられます。

不要になったものは捨てていけばよいのですが、長年の習慣をすぐに変えることは難しいため、どうしてもものが溜まりやすくなるのです。

また、高齢になったために、片付ける気力や体力がなくなることも 、実家がなかなか片付かない理由の一つです。

片付けや掃除は意外と重労働なので、高齢になって体力が衰え、足腰が悪くなってくる親世代は、片付けたくても体や気力が追いつかず、どんどんものがたまってしまうという悪循環に陥るのです。

そして、子ども世代が実家を離れている場合は、実家とはいえ別の家なので、片付けに関して口を出しづらく、なかなか片付け始めることができないという状況になってしまいます。

実家にものが増える理由

実家にどんどんものが増えていくことは、多くの人が抱える悩みのひとつです。

その原因は様々ですが、いくつか挙げていきます。

思い出の詰まったものは捨てにくいという感情が強くなりますし、「いつか使えるかもしれない」という気持ちから、使っていないものでも捨てられずに保管してしまうケースは多いです。

お土産や贈り物など、もらったものを捨てることに抵抗を感じる人も少なくありません。

必要ないから捨てようと思っても、捨てる方法が分からないため、そのまま放置してしまうケースも考えられます。

収納スペースが十分にあるということもものが増える理由のひとつです。

収納スペースが十分にあると、物を整理整頓する必要性を感じにくくなり、どんどん物が溜まってしまいます。

実家の片づけをすべきタイミング

実家の片付けのタイミングは、様々な状況によって変わってきます。

一般的な3つのタイミングについてご紹介します。

ものが多くなってきたとき

収納スペースが足りなくなり、生活に支障が出てきたと感じ始めたら、片付けのサインです。
物が多い状態が長く続くと、掃除がしにくくなり、衛生面も心配になります。
不要なものを処分することで、部屋がすっきりし、気持ちもリフレッシュできることでしょう。

両親や母の体力的に片づけができないとき

実家に住んでいる両親、とくに母親が体力的に片付けが難しくなった際も、実家の片づけを考えるタイミングです。
親世代であれば、家の整理整頓を担っているのは母親ということが多いのではないでしょうか。
両親の体力は今後さらに低下していく可能性があります。

荷物を減らし、家の中を動きやすいように整えておくことは、その後の生活を快適に送ることにも繋がります

老人ホーム入居時などライフスタイルが変わるとき

入居する老人ホームや介護施設によって持参できるものが変わってきます。
持ち込めるのは衣類のみという所から、ある程度の身の回りの荷物を持ち込める所まで様々です。

持参したいものを整理するのと同時に不要なものをまとめていくと、スムーズに片付けを行うことが出来ます。

実家の片づけをするメリット

実家の片付けは、単に物を整理するだけでなく、様々なメリットをもたらし、暮らしをより快適にしてくれます。

過ごしやすくなる

過ごしやすい家の特徴は、安全で動きやすく(つまずかない、特に夜間の寝室→トイレの動線)、ものが出しやすく、掃除がしやすい家です。

自宅内での転倒事故というのは意外と多く、転倒して骨折するといったリスクもあります
片付けることで、安全な生活空間を確保できます。

また、物が減ると定期的な掃除がしやすくなり、清潔な環境を保てます。

災害時も避難経路が確保される

不要な物が散乱していると、視界や避難経路が遮られ、スムーズな避難を妨げてしまいます。
片付けることで、視界や通路を確保し、迅速な判断を可能にし、避難しやすくなります

また、懐中電灯やヘルメットなどの避難用具を、わかりやすい場所に常備しておくことで、いざという時に慌てずに避難することができます。

介護を安全に行うことができる

在宅で適切な介護や介助を受けるためには、ある程度のスペースが必要となります。

近年は、医療技術の進歩などによって、入院日数が短くなっています。
万が一入院し、いざ退院といわれた時に、介護ベッドや歩行器などが入らないということがなく、緊急の片付けをしなくても済みます。

実家の片づけにうんざりする前にすべきこと

実家の片付けがなかなか進まない時には、次のようなことを心がけてみてはいかがでしょうか。

子供部屋から片づける

まずは子供部屋から始めるのがおすすめです。
子供部屋は、思い出がたくさん詰まっている一方で、長年使われていないものも多く、比較的片付けを進めやすい場所だからです。

娘・息子から働きかける

親世代にとっては、なかなか重い腰が上がらないことも多い片付けですが、子どもたちの協力があれば、よりスムーズに進めることができます。

「この部屋から始めてみよう」「週末に手伝うね」など、具体的な提案をすることで、親も行動しやすくなります
片付けをすることで得られるメリットも具体的に伝えましょう。

使うものの数は居住している人数分に減らす

実家に住んでいる人が減ったのに、衣類や布団はそのままという方は少なくないはずです。
また、お客様用の布団や食器をたくさん用意している方もおられるでしょう。

各家庭の生活スタイルや必要なものを考慮した上で、最適な量に調整するようにします。

故人のものも整理する

ひょっとしたら既に亡くなった方のものが残っていることもあるかもしれません。

残しておきたい思い出の品を処分する必要はありませんが、残しておいた理由が分からない、もしくは片付けるのを忘れていたものなどは、良い機会だと思って整理してはいかがでしょうか。

実家の片づけをするときの順番

次のような順番で行うと、実家の片付けがスムーズに進むかもしれません。

①両親や母・兄弟や姉妹に実家の片付け日を相談

実家は両親の家であることを忘れずに、片付けをする日時は相談して決めるようにしましょう。
兄弟姉妹がいれば、実家を片付けようとしていることを事前に話しておき、みんなで協力して片付けた方がいいでしょう。

②集まれるメンバーで集まる

実家の片づけは大変な作業なので、人数が多い方がスムーズに進みますが、全員の都合を合わせることは難しい場合もあります
柔軟に対応できる姿勢を見せましょう。

③片づけに必要な道具を集める

どの部屋を片付けるのか、何を処分するのかなど、具体的な作業内容を伝えることで、参加者の準備がスムーズになります
作業に必要な道具を持ち寄ることもできます。

④1部屋ずつ片付ける

実家を丸々片付ける場合、あちこち手をつけずに一部屋ずつ片付けていくとよいでしょう。

先程もお伝えしましたが、まずは子供部屋から片付けるのがおすすめです。
一部屋ずつ片付けていくと、達成感を感じてやる気アップにも繋がります。

⑤思い入れのない物や用途不明なものは捨てる

何年も前から溜まり続けている古新聞や、頂き物が入っていた紙袋など、思い入れのない物や何に使うか分からない物から捨てましょう。
もし、どうしても処分に迷う場合は、一度保管しておき、後日改めて考えるのも良いでしょう。

⑥整理したら清掃する

ゴミやホコリを片付けながら作業することで、より快適に整理を進めることができます。
ゴミをその都度片付けることで、大切な物が埋もれてしまうことも防げます。

実家の片付けで売れるものはどうするべき?

実家の片付けで出てきた不用品は、ただ捨てるのではなく、売却することでお金になる可能性があります。

高値が付く可能性のあるものや売却する方法について、いくつかご紹介します。

バッグや時計などのブランド品、貴金属、骨董品、比較的新しいモデルの高機能な家電、人気のあるゲーム機やソフト、状態の良い楽器、切手やコインなどのコレクション品は、高く売れる可能性があります。

商品によって、売却するのに適した方法があります

リサイクルショップは、幅広い品物を買い取ってもらえます。

ネットオークションは珍しいものやコレクター向けの品物が高値で売れる可能性があります。

フリマアプリは手軽に売買できるのが魅力です。

貴金属、骨董品、楽器など、専門的な品物の場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。

ご自身の状況に合わせて、最適な売却方法を選び、有効活用しましょう。

まとめ

実家の片付けは、ご家族にとって大きな出来事です。

ご両親の体力状況や、ご家族の状況に合わせて、無理のない範囲で進めていきましょう。

ご家族だけでは難しい場合には、ぜひトカノハートにご相談ください。

ご家族のお気持ちに寄り添いながら、ご不安な点もきちんとご相談して遺品整理を進めさせていただきます。

トカノハートではお片付け・生前整理を承っております

いかがでしたか?

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!