コラム

日常生活をサポートする訪問介護のサービスとは

訪問介護は、介護保険で利用できるサービスで、ホームヘルプサービスとも呼ばれます。

訪問介護員(ホームヘルパー)などが利用者の自宅を直接訪問して、入浴、排せつ、食事等の介助などの「身体介護」や調理、洗濯、掃除等の家事といった「生活援助」を行うサービスです。

今回は、訪問介護で受けられるサービスと受けられないサービスについてご紹介していきます。

訪問介護を受けるためには


介護保険の認定および介護サービスは、通常65歳以上の方が受けられます。しかし、40歳以上64歳未満の方で、厚生労働省が規定する「特定疾病」の基準に当てはまると、介護保険制度を利用可能です。

介護保険のサービスを受けるためには、まず要介護認定の申請をして要介護認定を受けることが必要です。

市区町村にある地域包括支援センターに相談、または役所の高齢者福祉の窓口などに相談するとよいでしょう。

要介護認定の結果が要介護1から5までの方が訪問介護サービスを受けられます。要介護度によって使えるサービス量には違いがあります。

訪問介護で受けられるサービス


訪問介護で受けられるサービス内容は「身体介護」と「生活援助」の大きく2種類があります。

身体介護サービスとは、身体に直接触れて行う介護のことをいいます。

身体介護サービスの具体例
・食事介助:食事の際の支援
・入浴介助:全身又は部分浴(顔、髪、腕、足、陰部など部分的な洗浄)
・清拭:入浴ができない場合などに体を拭いて清潔にすること
・排泄介助:トイレの介助やおむつの交換など
・歩行介助:自分の足で歩くことができるように介助を行うこと
・更衣介助:衣類の着脱など着替えの介助
・体位変換:ベッド上など床ずれ予防のための姿勢交換
・移乗介助:ベッドから車いすに移す際の介助
・移動介助:「起き上がる」「座る」「歩く」といった行為が困難な場合や、移動の際に介      助をすること

生活援助サービスとは、生活に必要な家事が困難な場合に行う日常生活支援のことをいいます。

生活援助サービスの具体例
・掃除:居間の掃除、ゴミだしなど
・洗濯:衣類を洗う、干す、たたむ、整理まで
・食事準備:食材の買い物代行から調理、配膳、片づけまで
・その他:爪切り・血圧測定・耳垢の除去など医療行為ではないもの

訪問介護サービスでは受けられないもの


介護保険による訪問介護は、前提として利用者本人だけを対象としたサービスです。

つまり、直接利用者本人の援助に該当しないサービスや日常生活の援助の範囲を超えるサービスは受けることが出来ません。

また、医師や看護師など専門資格でなければできない医療行為等も訪問介護で受けることはできません。

具体的には、利用者の家族のための家事や来客の対応、家具の移動や電気器具・家具の修理、草むしり、ペットの世話、大掃除、窓のガラス磨き、正月の準備などが該当します。

訪問介護で受けられないサービスは、介護保険外サービスを活用すると受けられる可能性があります。

お住まいの市町村やサービス事業者に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

まとめ


お年を重ねて、生活に少し支障が出始めても、住み慣れた家に住み続けたいという希望を持っていらっしゃる方は多いです。

訪問介護は、出来るだけ自宅で住み続けられるよう支援するサービスです。日常生活を送る上で、自分で出来る部分をしっかりと続けることがリハビリに繋がります。

自分で出来なくなってしまった部分に対しては、どんなサポートがどの程度必要なのかをしっかり話し合っていきましょう。

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いかがでしたか?

介護保険サービスには、介護保険法に定められている厳格な利用基準があるため、サービスの種類や利用条件に制限があります。
訪問介護では、普段の掃除以上のことはできません。
大掃除やお家のお片付けをご希望の場合は、介護保険外サービスの利用をご検討してみてください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!