コラム

実家の片付け。スムーズに親の生前整理を行うための方法やサポートの方法をご紹介します

親も高齢になってきたため、そろそろ生前整理や実家の片付けを行うべきかな?と考えている方へ。この記事では生前整理を親子で行いたい方がスムーズに実家を片付けるために知っておきたいことや親のサポート方法を解説していきます。

はじめに片付けか生前整理かを決めよう

本題に入る前に、まずは実家の片付けのみを行いたいのか、生前整理の一環として片付けをするのか改めて考えてみましょう。片付けで考えていた方の中には生前整理という言葉に聞き馴染みがない方もいるかもしれません。
生前整理とは、ご本人が元気なうちに身の周りの整理をしておくことを意味しており、自宅や部屋の整理だけでなく、財産の整理やデジタル機器に保存されたデータやアカウントの整理など、様々な観点から整理をすることを指します。
そのほかにもご本人が大切にしているものを理解し気持ちを共有する機会になるなど、気持ち的な面でも意味のあるとても大切な作業です。
今記事では、生前整理の一環として実家の片付けを行う場合をご紹介していきます。

生前整理についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。

生前整理とは?いつから始めるべき?意味やメリットデメリットを解説します

生前整理における実家の片付けのスムーズなはじめ方

まずは、親に生前整理を行うことについて了承を得る必要があります。実家の所有権はほとんどの場合親にあります。無断で片付けをはじめてしまうとトラブルのもとになってしまうので、必ず親の了承を得る必要がありますが、どのようなメリットがあるのか親目線で具体的に提示・生前整理後の過ごしやすい生活をイメージしてもらうことで、より納得してもらった上で生前整理をはじめられるでしょう。

生前整理における片付けの具体的なメリットは以下の通りです。

・快適に過ごせるようになる

久しぶりに実家に帰ってみると、買い溜めした日用品やもので溢れかえり食事をするのも窮屈になっていた。というケースも少なくありません。生前整理では、必要なものと手放すものを分けながら整理し、老後も過ごしやすい環境を作ることができます。

・何がどこにあるかを把握しやすくなる

親自身もどこに何があるのか把握しきれず、同じものを何度も買ってきてしまったり、探すのが億劫で結局使えないでいるものがある等、どこに何があるのか把握できていないことで起こる弊害は多く存在します。ちょっとした掃除の際に価値のあるものを処分してしまうなど、財産関係にも繋がってくることがあるため、トラブルを防ぐためにも生前整理を行う方が増えています。

・情報漏洩を防げる

漏洩してしまうとトラブルに繋がる電子データ関係の整理も生前整理ではきちんと整理していきます。親に心当たりがある場合はそういった面でもトラブル防止になる旨を伝えましょう。また、プライベートのメールのやり取りなど他人にみられたくないものも整理するきっかけになるなど、元気なうちに生前整理を行うことでプライバシーを尊重しながら作業を進めることができます。

・これからのことを前向きに考えるきっかけになる

生前整理と聞くと、「縁起が悪い」「まだ早い」などあまり良いイメージを持っていない方もいるかもしれません。そういったイメージを払拭してあげるためにも、生前整理は老後やこれからの生活をどんなふうに過ごしていきたいかという前向きな観点のもと行うことを伝えてあげましょう。生前整理は終わりではなく始まりの準備なのです。

親の生前整理。適切なサポートの方法は?

了承を得た後は、実際に生前整理を行っていきます。親自身が行う場合はスムーズに生前整理が進むようにサポートをするのが望ましいですが、適切なサポートとはどのようなものを指すのでしょうか?

具体的には以下の通りになります。

①進む・進んでいるかどうかの確認

ご高齢で体を思うように動かせないなど作業開始前から親のみで生前整理を行うのが難しいと判断できる場合もありますが、なかなかものを手放せず分別が捗らない、整理するものが思っていたよりも多く億劫になってしまうなど生前整理が始まってから作業が止まってしまうこともあります。そもそも作業ができる状況なのか、作業が進んでいるかどうかの確認を行うようにしましょう。

②進んでいない場合は、原因を考える

上記の確認後、作業が進んでいない場合はなぜ進んでいないのかを考えてみましょう。
重いものが多く体力的に難しい、上記で例に挙げたなかなかものを手放せず分別が捗らないなど原因は様々かと思いますが、該当するものを探してみましょう。

③原因の中でサポートできるものを見つける

原因がわかったら、ご自身がサポートできることなのかを判断します。重いものを持つ、高いところのものをとるなど限定的な場合は1日で終わることもありますが、分別などの作業を一緒に行うのは数日〜場合によっては数週間かかることもあるので、ご自身がサポートできる範囲を探していきましょう。

④親自身で生前整理を行うのが難しいと判断した場合は別の方法を探す

親自身で生前整理を行うのが難しく、加えてなかなかサポートできる状況ではない場合は専門の業者に相談、依頼することをお勧めします。費用に関しては、依頼する業者によって大きく変わってくるので、ご自身の要望と費用感に合った相談先を探すことで、無理なく始めることができるでしょう。

トカノハートでは東京23区・関東全域で生前整理を承っています

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!