コラム

物を捨てられない人の心理・共通点は?思い出重視?発達障害の可能性も?

決断力が乏しい片付けをしていると物を「残すべきか、捨てるべきか迷う」ということはありませんか?

実は物が捨てられない悩みを抱えた人というのは少なくありません。

今回は、そんな『物を捨てられない心理』と、それを克服するための片付けのコツをご紹介します。あなたのお悩みに少しでも役立てば嬉しいです。

 

物を捨てられない人の心理

まずは、物が捨てられない心理について、いくつかのポイントを見ていきましょう。

過去の思い出が美化され執着してしまう

過去の思い出は、時間の経過とともに良い部分だけが強調され、美化される傾向があります。

その思い出と結びついた物を見ると、当時の幸福感や温かさが蘇り、手放すことをためらってしまうのです。

物を捨てることへの抵抗がある

物を捨てるときに罪悪感を覚えてしまう人は少なくありません。

「高いお金を出して、買ったのに捨てるのは悪いこと」「人から貰った物を捨てるなんて」などと考えて捨てられないのです。

決断力が乏しい

片付けをしているときにありがちなのが「また使うかもしれないから残しておく」というものです。

「いつか使うかもしれない」「後悔するかもしれない」という不安から、決断を先延ばしにしてしまうことがあります。

売れると思うと捨てられない

物を売ることで、収入を得られる可能性があるため、手放すことをためらってしまうことがあります

また、今は売れないとしても、将来価値が上がる可能性があると考え、手放すことを躊躇してしまうのです。

 

極度に物が捨てられないのであれば病気や発達障害の可能性も

物を捨てられない人の心理は様々ですが、物が捨てられない方は大勢いらっしゃいます。

ただ、『絶対に物が捨てられない』といった極端な場合は、もしかしたら病気や発達障害が潜んでいる可能性もあるかもしれません。

たとえば、『強迫性貯蔵症(ホーディング)』という精神疾患では、『極端にものを貯めこんでしまう』ということが起こります

ためこみ症とも呼ばれ、テレビなどでニュースになるゴミ屋敷の住人は、この病気の可能性があるといわれています。

いらないモノだとわかっていても捨てられない、部屋中が物であふれかえっているなどの特徴があります。

近年知られるようになってきた発達障害も、物を捨てられない原因となる障害の1つです

発達障害の中でも種類があり、ADHD(注意欠陥・多動性障害)は「片付けられない障害」としても知られています。

たとえば、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の人の場合、『片付けが苦手』という特性があり、物を捨てるという判断はできても、後回しにしたり、その行動に移すのが難しいことがあります。

また、ASD(自閉症スペクトラム障害)も、こだわりが強く、収集癖があることも多いので物を捨てられないことがあります。

病気や障害の可能性がある場合は、専門のサポートを受けることが大切です。

 

物が捨てられないのは悪?整理整頓の必要性

物が捨てられないことは、決して悪いことではありません。

しかし、それが度を超えると、生活空間を狭め、心の負担を増やすことにもつながります。

ここでは、整理整頓の必要性についてご紹介します。

過ごしやすくなる

整理・整頓された部屋は、必要な物以外は取り除かれ、物がいつでも扱いやすい状態で探し物の時間も少なくなります。

そうした部屋では、探し物が少なくなり、掃除もしやすくなるでしょう。

また、物が多い状態が続くと、視覚的なストレスとなり、集中力の低下やイライラ感を招くことがあります。

整理整頓された部屋は、心身のリラックス効果をもたらし、ストレスを軽減する効果が期待できます。

ミニマリストの生活が流行

最近は、必要最低限の物だけで生活する『ミニマリスト』というスタイルが注目されています。

「物を捨てる人」「物を持たない人」というイメージを持つかもしれませんが、ただ物を捨てればいいという考え方ではなく、自分にとって必要な物、心地よい物を見つめ直し、それ以外の物を手放すということです。

そうすることで、心や時間に余裕ができ、自分がやりたいことに時間を費やせることになるでしょう。

 

物が捨てられない人のための片付けのコツ

物の住所を決めて大切に保管する

まずは、物の定位置を決めてあげることが大切です。

使う頻度や場所、場面を考えながら、物に『住所』を与えましょう

物の「住所=定位置」を決めると、後はそこにしまうだけです。

用途がないものは捨てる

物が捨てられない人にとって、捨てる基準はとても難しいものですよね。

いつか使うかもしれないと思うと、捨てられないものであふれてしまいます。

『一年以上使っていない』『今後は使う予定がない』など、用途がないものは思い切って手放しましょう。

わくわくしない物は捨てる

わくわくしない物は、心のどこかで「本当に必要なのか?」という疑問を持っていることが多いです

そういった物を手放すことで、本当に大切にしたい物、使いたい物が明確になります。

思い出の品は絞って保管

思い出の品は、特に捨てられない物のひとつです。

しかし、年を重ねるほど思い出の品は増えてきます。

お気に入りの箱でも特定の収納スペースでも構いませんので、自分で決めた場所に入りきる量だけ保管するようにしてください。

手放すことになった物は、デジタル化して保管するのもおすすめです。

 

捨てたいのに捨てられないあなたへ

「明らかにゴミだと判断できるものは捨てられるけど、まだ使える物は捨てられない」という人はたくさんいます。

「すっきりした部屋で過ごしたい」「捨てたいのに捨てられない」という人は、物を失うという部分にフォーカスしすぎているのかもしれません

その品物を手放すことで、自分が得られるものは何かを考えてみましょう。
新たなスペースや気持ちの整理など、意外と多くのメリットがあるかもしれません。

物を手放すことで、気持ちの整理がついたり、新しいスペースが生まれるなど、得られるメリットを具体的に考えてみるのです。

不用品だとわかっているのに、今捨てる決断をせず、決めることを先延ばしすることが多い人は、もしかしたら後回し癖の考え方や行動が習慣化しているのかもしれません。

そういう人は、断捨離やミニマリストの記事や本を読んで、自分とは全然違う人の生活にふれてみるのがおすすめです。

もし「ひとりでは難しい」「誰かにアドバイスしてもらいたい」ということであれば、片付けの専門家に頼るのもひとつの方法です。

トカノハートでは、要不要の仕分けや片付けについてのアドバイスもさせていただきます。

皆さんのお悩みに寄り添ってお手伝いが出来たら嬉しいです。

 

まとめ

物が捨てられないのは、多くの方の悩みです。

今回ご紹介したお片付けのコツを参考にしてお片付けを進めてみてはいかがでしょうか。

お自分だけでは難しい場合には、ぜひトカノハートにご相談ください。

ご不安な点もきちんとご相談して一緒にお片付けを進めさせていただきますので、安心してお任せください。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!