コラム

親、高齢者の一人暮らし。お互いが安心して見守れる方法3選

様々な背景から「一人暮らし」をしている高齢者が増えてきています。
それに伴い、孤独死や認知症などが問題視され、社会的にも高齢者の見守りの必要性が高まってきているといわれています。

この記事では、親や高齢者の一人暮らしを見守る方法を3つご紹介していきます。
見守られる側、見守る側、双方が安心できる方法を選出していくので、「見守り」を検討されている方はぜひご一読くださいね。

進む高齢化と問題

高齢化の進む日本では、全人口1億2,550万人(令和3年10月1日時点)のうち3,621万人が65歳以上であり、全人口の28.9%が高齢者です。
令和47年には約2.6人に1人が65歳以上、約3.9人に1人が75歳以上になると予想されており、冒頭でも触れた認知症や孤独死などの問題は高齢者の人口増加に伴い今後増えていく可能性が高いとされています。

また、令和3年に内閣府が行った調査では、生きがいを感じている高齢者は近所付き合いやデジタル機器の活用、収入を伴う仕事等で人との繋がりを持っている方が多く、満ち足りた人生を送るには人や社会との繋がりが重要であるという結果が出ました。

上記のような調査や現状から高齢者の「見守り」は年々必要とされる機会が増えていくといえるでしょう。

令和4年版高齢社会白書(概要版)
内閣府HP 第1章 高齢化の状況

高齢者の「見守り」とは?

高齢者の見守りとは、離れていても高齢者が元気に過ごせているかの確認ができるサービスのことを指しています。

離れた場所で暮らしている場合などは高齢者の様子を長い間確認できなかったり、急な体調の変化や事故にもなかなか気づくことができません。
そこで、定期的にスタッフが訪問する・カメラやセンサー、電話などを使用して活動を確認するなど、様々な方法で高齢者が問題なく過ごせているかどうかを確認する「見守りサービス」というものが普及していきました。
あらゆるサービスが世に出ていますが、常に監視されている感覚が窮屈だと思うユーザーも多いことから、見守られる側のプライバシーもしっかりと保護できるような仕組みの見守りサービスも増えてきています。

お互いが安心して見守れる方法3選

ここからは、双方が安心して日常生活を送れる「見守り」の方法を3つご紹介していきます。

センサー型の見守りサービスを活用

監視されているような感覚もなく自然に活動を確認できる方法の一つにセンサー型の見守りサービスがあります。
日常生活で毎日使用するドアや家電にセンサーを取り付けることで見守りを行うことができます。
何もなければ特に見守る側に連絡がいかないサービスが多いため、通知が気になって迷惑をかけてしまうかもしれないといった懸念点にも対応しています。
プライバシーや距離感を大切にしたい方におすすめの方法です。

訪問型の見守りサービスを活用

訪問型の見守りサービスは、スタッフが定期的に自宅を訪問することで高齢者の様子を確認する方法です。
対面で話をするので人とのコミュニケーションを通して社会との繋がりを実感することができるというメリットがあります。
一方で、月に一度など訪問頻度が少ないため他の見守りサービスに比べて無事を確認する機会が減るという側面もあるため、見守りたい方の状況に合わせて選ぶことをお勧めします。

宅配型の見守りサービスを利用

訪問型と同じく対面でスタッフが様子を確認するサービスですが、食事の宅配とセットにすることで、高齢者の栄養面も管理することができます。
高齢になり食事の用意が難しくコンビニのお弁当が増えてしまう、食べられるものが減ってしまい同じ物ばかり選んでしまうといったケースも多いため、食事の面でもサポートできるのは大きなメリットの一つです。

このように見守りサービスは様々な形で高齢者の見守りをサポートしてくれます。
気になる方法があった方は、一度検討してみてはいかがでしょうか?

合わせて知ろう、生前整理の重要性

見守りサービス以外にも高齢者が過ごしやすくなる方法があることをご存知ですか?

生前整理は、見守りサービスのように常に無事を確認するというものではなく、体が不自由になったり体力が落ちてきた高齢の方が少しでも生活を楽に送れるようにするための取り組みの一つです。
縁起が悪い、今の暮らしに慣れているから掃除をされても逆に困るなど様々な理由で敬遠する方もいますが、きちんとメリットを理解することでそのような不安を拭うことができるでしょう。

トカノハートでは少しでも多くの方が、不安を取り除き老後をより快適に過ごせるように生前整理のサポートをしています。
東京23区・関東全域でサービスを承っておりますので、まずはお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

生前整理とは?いつから始めるべき?意味やメリットデメリットを解説します