コラム

プロが教える!生前整理の進め方・やることリスト!40代や50代でもするべきことは?

「生前整理」という言葉を耳にする機会が増えていますが、今では40代や50代の現役世代にも生前整理への関心が広がっているようです。

でも、似たような「終活」という言葉との違いに戸惑う方も多いのではないでしょうか?

今回は、生前整理と終活の違いについて説明していきます。

さらに、プロの視点から、年代別の効果的な生前整理の進め方ややるべきことリストについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

生前整理とは?終活との違い

生前整理と終活は、どちらも将来に向けた準備という点では共通していますが、その目的や進め方には大きな違いがあります。

生前整理と終活の違い

生前整理は、自分が亡くなったあとに備え、不要な物の処分や財産を整理することです。

一方、終活は人生の終わりに向けた準備全般を指し、お墓や葬儀の準備、相続対策、エンディングノートの作成など、より広い範囲での取り組みをさします。

生前整理を始める理由とメリット

生前整理を始める主な理由は、家族の負担を減らすことです。

亡くなったあとの遺品整理は、特に別居している家族にとって大変な作業になります。

しかし、生前整理をしておけば、この負担を大きく軽減することが可能です。

また、重要書類や財産目録を整理しておくことで、緊急時でも家族が迷うことなく対応できるようになります。

他にも、以下のようなメリットがあります。

・物理的にも精神的にもスッキリした環境で過ごせる
・自分の希望を明確に伝えられる
・大切なものや人間関係を見つめ直す機会になる
・将来の相続トラブルを防ぐことができる

このように、生前整理は単なる物の整理に留まらない、自分と家族のための大切な取り組みといえるでしょう。

生前整理を始める年齢と進め方のポイント

生前整理は年代によって準備の仕方や注意点が異なります。

ここでは、各年代に合わせた効果的な進め方を紹介していきます。

30代での生前整理のポイント

30代は体力と判断力が充実している時期です。

この時期から少しずつ生前整理を始めることで、将来の負担を大きく減らすことができます。

結婚や出産などライフイベントが多い時期だからこそ、重要書類をまとめ、契約内容を整理することが大切です。

所有物や部屋の整理から始め、パソコンやスマートフォンのパスワード管理といったデジタル情報もまとめておきましょう。

40代で準備すべきこと

40代は心身ともに充実している時期ですが、同時に老後への備えも必要な年代です。

身の回りの物の整理から始め、大切な書類の保管場所を決めていきましょう。

また、この時期から老後の生活設計を考えることも重要です。

資産の見直しや必要な貯蓄額の計算、介護や医療に関する情報収集など、将来への準備を計画的に進めていきましょう。

50代での生前の整理の手順

50代は子育てや仕事が一段落し、じっくりと生前整理に取り組める時期です。

読まなくなった本や着なくなった服など、明らかに不要なものから処分を始めましょう。

預貯金、不動産、貴金属など、資産を把握・整理することで、より計画的な老後の準備が可能になります。

思い出の品と向き合いながら心の整理も進め、エンディングノートの作成や遺言書の準備なども、50代から少しずつ始めると良いでしょう。

60代こそ気を付けたい生前整理の注意点

時間に余裕がある一方で体力の衰えも感じ始める60代は、無理のないペース配分が重要です。

特に相続に関する整理は慎重に進めましょう。

不動産、預貯金、保険などの財産目録作成や遺言書の準備、老後の過ごし方や葬儀についての希望も具体的にまとめておくと良いでしょう。

家族と一緒に整理を進め、大切な情報を共有しながら、万が一の際にも家族が困らない環境づくりを心がけることがポイントです。

生前整理のやることリスト【実例付き】

生前整理は、残された家族が困らないようにするための大切な準備です。

一度にすべてを行うのではなく、ひとつひとつ計画的に進めることがポイントとなります。

ここでは、豊富なサポート経験があるトカノハートだからこそ作れる、生前整理のやることリストをご紹介します。

重要な書類・資産の整理

まずは、以下の4ステップで重要書類と資産の整理を行いましょう。

1.財産目録の作成
・預貯金、借金・債務の状況確認
・株式・投資信託などの有価証券
・土地、家屋などの不動産関係書類
・ゴルフ会員権やリゾートホテル会員権
・車両関連書類

値動きのある金融商品は特に注意が必要のため、必要に応じて家族と相談しながら整理を進めましょう。

財産目録は紙でもデータでも構いません。

作成後は家族と共有できる場所に保管し、定期的な更新を心がけましょう。

2.相続対策と遺言書の作成
・相続税対策の検討(必要な場合は生前贈与も検討)
・遺言書の作成(財産の分配方法を明確にする)
・遺言執行者の指定

遺言書は法的な効力を持つ重要書類です。

相続人が多い場合や財産が複雑な場合は、専門家に相談することをおすすめします。

3.エンディングノートの作成
・年金・健康保険などの社会保険情報
・生命保険の契約内容
・葬儀やお墓の希望
・介護が必要になった場合の希望

エンディングノートには、上記情報のほか、家族への想いやメッセージを記すことができます。

形式にとらわれず、自分らしい内容を書き残しましょう。

4.思い出の品や個人資産の整理
・写真や動画のデジタル化
・アルバム、手紙類の整理
・趣味のコレクション類の取扱い決定
・スマートフォンやパソコンのデータ整理

思い出の品は家族にとって大切な遺産となる一方で、整理に困ることもあります。

デジタル化して保存するものと処分するものを明確に分けておくことが重要です。

不用品の処分と部屋の片付け

将来の片付けの手間を減らすためにも、体力のあるうちに少しずつ不用品の処分や部屋の片付けも進めておきましょう。

・「必要なもの」「不要なもの」「売却可能なもの」に分類
・貴重品(貴金属、ブランド品など)の査定検討
・大型家具や家財道具の処分方法確認
・リサイクル業者や専門業者への相談

日頃から少しずつ整理を心がけることで、ご家族の負担を軽くすることができます。

生前整理にかかる費用とお金の管理

生前整理にかかる費用は、部屋の広さや物の量によって大きく変動します。

具体的な費用の目安を見ていきましょう。

生前整理に必要な費用

生前整理に必要な費用は、1Kの場合は5万円から13万円、1DKで5万円から18万円程度となります。

より広い1LDK・2DKになると10万円から30万円、2LDK・3DKの場合は20万円から45万円が目安です。

3LDK・4DKになると18.5万円から70万円と、部屋の広さや物の量に応じて費用が変わってきます。

生前整理にかかるお金の注意点

適切な費用管理のために、まずは複数の業者から見積もりを取り、作業内容と費用の内訳を詳しく確認することが大切です。

特に、家電リサイクル品や大型家具の処分には追加費用が発生する可能性があるため、事前の確認が必要です。

また、自分でできる範囲の事前整理や不用品の買取サービスを活用することで、費用を抑えることができます。

整理後は快適な生活環境を維持するため、定期的な掃除を習慣化し、必要なものと不要なものを明確に区別することをおすすめします。

生前整理を業者に依頼する際のポイント

信頼できる生前整理業者を選ぶことは、安心して整理を進めるための重要な第一歩です。

業者選びでは、必ず複数の会社から見積もりを取り、料金体系や作業内容を丁寧に比較しましょう。

見積もりの透明性と実績は、特に重要なポイントとなります。

追加料金の有無や作業範囲が明確で、過去の対応実績も確かな業者を選びましょう。

また、スタッフの対応の丁寧さや守秘義務への意識も、重要な判断基準です。

トカノハートでは、お客様一人ひとりの状況に合わせた丁寧な対応を心がけております。

経験豊富なスタッフが、ご要望をしっかりとヒアリングし、最適な整理プランをご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

トカノハートではお片付け・生前整理を承っております

いかがでしたか?

トカノハートでは、東京23区・関東全域で、お片付け、不用品回収、生前整理の代行を承っております。

「片付けが苦手」「不用品が増えて困っている」「生前整理をどうしたらいいのかわからない」

そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください。

トカノハートのスタッフは、経験豊富で、お客様のお気持ちに寄り添いながら、丁寧にサポートさせていただきます。
女性スタッフも多数在籍しておりますので、ご安心ください。

ご相談は無料です。まずはお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!